第二世代SHEDの脳腫瘍に対する治療応用を目的とした浜松医科大学との協働による研究成果の論文(第3報)が発表されましたので、以下のとおりお知らせいたします。
【研究成果の概要】
細胞実験において、SHEDは脳腫瘍(神経膠腫)細胞株に向かって走化する能力を示し、その能力は他の組織由来幹細胞より高かった。モデル動物試験において、脳に投与したSHEDは腫瘍サイズ依存的に脳腫瘍部位に集積した。SHEDはがん治療を目的とした遺伝子デリバリーなどに活用できる可能性がある。
【発表論文】
Migration Capacity of Stem Cells from Human Exfoliated Deciduous Teeth Towards Glioma. Yamamoto T, Koizumi S, Oishi T, Horikawa M, Asakawa T, Yamasaki T, Sameshima T, Mitani Y, Namba H, Kurozumi K. J. Integr. Neurosci. 2023 22(1)